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2006/10/10

『張込み』@野村芳太郎

ちょこっと残業して、せっせとおうちに帰って8時半からCSで『張込み』(1957年・松竹)を見ました。DVD持ってるから、わざわざTVで見る必要もないんだけれど(笑)。でも時間に合わせてTVの前に座って見たいのだ。
「好きな映画は?」ときかれた時にぜひ入れたい一本。数年前にNHK-BSでこの映画を見て「昔の邦画はなんておもしろいんだろう」と初めて気がついた記念すべき(?)映画でもあります。野村芳太郎と橋本忍の名前を知ったのもこの映画が初めて。

語りだしたらきりがないのでやめますが、オープニングとエンディングは鉄ちゃん必見。何度みてもゾクゾクします。
この映画のテーマは「距離感」だと思うですよ。警視庁の刑事が張り込みに東京から佐賀へやってくる、その東京-佐賀という物理的な距離の他に、田舎から上京するも夢やぶれて犯罪に手を染めてしまう犯人の気持ち、心の中の熱い気持ちを隠しながら吝嗇家の銀行員の後妻におさまり変わりばえのしない毎日を過ごす犯人の昔の女、その女を張り込む刑事二人の視線、刑事二人がそれぞれに抱える家族や恋人との問題。映画の中にいろいろな「距離」があって、それを象徴するのが最初と最後の列車のシーンかと。佐賀駅のラストシーンは本当にいいんですよ。
それと宮口精二のおっさんぶりがステキです。デコちゃんはかわいい。

佐賀署の刑事役で多々良純が出てました。夕刊で訃報を読んだあとだったのでしみじみしちゃいました。

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