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2006/07/17

今日は雷蔵忌

20060717_
7月17日は市川雷蔵の祥月命日。1969年に亡くなったので37回目。1931年に生まれた雷蔵は生きていればまだ75歳なので(3月に亡くなった義母より年下なのだ!)、現役でバリバリ仕事していただろうなぁと思うと本当に惜しいです。雷蔵本人も無念であったろうと思います。大映の倒産、映画が撮れなくなった時代を知らずに亡くなったというのはよかったと思う反面(泥にまみれた雷蔵なんて見たくはないもの)、今なら本当に渋くていい役がいっぱい出来ただろうに。スッと背筋が伸びた上品で口跡のいい役者が今どれだけいますか。

当然TVにも出ていて、NHKの大河ドラマは雷蔵主演でいくつか出来ただろうし、十八番のTVシリーズもあったはず。必殺にも出てたろうね。中村鴈治郎や京マチ子も出てるんだから。
吉右衛門版の鬼平にもゲスト出演。居酒屋の主人とか脇役でもいい味だしてるでしょ。
それから『男はつらいよ』では雷蔵ゲストで絶対一本できてたね。寅さんが大阪に旅した時に出会った元船場の旦那で今は一人わびしく暮らしているじいさんが雷蔵。昔なじみだった芸者が東京で暮らしているときいて、彼女を捜しに寅さんと柴又へ。相手役はもちろん若尾文子。『ぼんち』の後日談みたいですが、あぁ、こういう事をいろいろ想像してしまうのも楽しいような悲しいような。

1950年代の白塗り時代劇の頃もいいけれど、60年代になって映画自体も変わってきて、よりリアルな演技を目指していたと思われる頃の雷蔵もいいです。
そういう意味で雷蔵忌の今日見るのは、雷蔵の数少ない現代劇『ある殺し屋』といきませう。知ってる人、少ないと思うけれど、脚本:増村保造&石松愛弘、監督:森一生にキャメラが宮川一夫という大映らしいいい映画です。名作。
(だけど写真は『大菩薩峠』、机龍之介の雷蔵でーす。私が市川雷蔵といって、まず最初に思い浮かぶのが、この机龍之介、特に三隅研次監督の一作目でありますよ。この映画も必見)

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コメント

土煙高田馬場ですか?(違う?)

投稿: 迷亭 | 2006/07/18 06:34

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