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2006/06/17

映画メモ(9)

『いのち・ぼうにふろう』(1971年・東宝)
題名がいいよねー。山本周五郎の原作を小林正樹が映画化、主演は仲代達矢。
深川の小島にたった一軒建つ「安楽亭」には、ならず者たちがとぐろをまいている。抜け荷の輸送を請け負う彼らには大名の後ろ盾があるようで、町奉行も手が出せない。その「安楽亭」に傷ついた若者が担ぎ込まれてきた。若者には言い交わした娘がいたのだけれど、娘は女郎に売られてしまい、取り戻すには大金がいるという・・・
縁もゆかりもない若い二人のために、ならず者たちが危険と知りつつ抜け荷の仕事に向かう。仲代達矢演ずる定七が、「いのち、ぼうにふるのもいいじゃないか」というシーンがいいんだわ。御用提灯が蛍火のように闇の中にうかぶシーンの美しさにはうっとり。世の中からはずれた若者達が、「誰かのために」「何かのために」いのち、ぼうにふって必死に生きようとする。画面に重量感があります。
何度も見て、初めてしみじみできる映画だと思いました。(最初見た時は重たいばかりであまり面白くなかった)

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