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2006/06/12

最近の映画メモ(7)

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『化け猫御用だ』(1958年・大映)
今月の時専『市川雷蔵・時代劇全仕事』は、ちょい役、顔見せ特集です。
この映画は、長い間、伊藤大輔や溝口健二の下で助監督をつとめていた田中徳三の監督第一作。田中徳三とは仲の良かった雷蔵が撮影現場に様子を見に行ったときに、その場でご祝儀がわりの友情出演を決めました。ほっかむりをした夜回りの町人に扮し、出演時間は10秒足らず(もちろん、ストーリーには全然関係ない)。トップスターの雷蔵を無断で使ったと田中徳三は試写の時に怒られたそうだけれど、その場面はカットされずに残りました。いいエピソードなので、一度は見てみたい映画だったのだ。雷蔵の「火のよーじん」の声がよすぎるよ(^^)。

『遊侠五人男』(1958年・大映)
これまた大映京都のスター5人を揃えた顔見せお正月映画。主役はもちろん長谷川一夫ですが。
侍をきらい渡世人となった駒木野の源八(長谷川一夫)、源八の弟分・野州無宿の徳次郎(勝新太郎)、悪党・ 沢井村米五郎に騙されていると知りつつ米五郎の身代わりとなる源八の親分・佐原の又四郎(黒川弥太郎)、源八の弟分で今は韮崎で若親分となっている佐吉(梅若正二)、そして、かつては源八と共に道場に通い、今は郡代のお先手となっている妻木兵三郎(市川雷蔵)。この5人が米五郎をやっつけるというお話しであります。『遊侠五人男』といいつつ、雷蔵はれっきとりたお武家様ですけど。雷蔵の若侍はお手のもの。ほれぼれしまーす。

『 夜のストレンジャー 恐怖』(1991年・東映)
監督&脚本: 長崎俊一、主演:名取裕子。
なんとなく見始めたら結構面白くて最後までしっかり見てしまいました。最初は2時間ドラマかと思い、2時間ドラマにしてはしっかり作ってあるので映画かと思い、劇場映画にしては軽いなぁ・・・と思っていたらVシネマでした。
女性タクシー・ドライバー(名取裕子)が、謎のランド・クルーザーにおいかけられるという、スピルバーグの『激突!』みたいなおはなし。名取裕子の過去、昔の男、彼女を気にかける同僚男性などなど、いろんな糸がからみあって話が面白くなっていきます。脚本がよくできていて、説明くさくならず、ストーリーの中で必要最小限の事を説明していくっていう演出に好感がもてました。最近のおはなしって、何でも言葉で説明しちゃうんだもん。

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