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2006/06/21

声がでなくても映画メモ(11)

『雨に唄えば』(1952年・MGM)
久しぶりに見た。この手のミュージカルも大好きで、一時はビデオを借りて見まくってました。これは映画館でも見たなー。
ジーン・ケリーが雨の中『Singin' in the Rain』を唄うシーンが有名ですが、他のシーンもいい。見ていて楽しいもの。ジーン・ケリーの友人役、ドナルド・オコナーがいいんだよねー。彼が出てくるだけで画面がぐっと柔らかくなる。大好き。デビー・レイノルズとの3人で唄って踊ってタップをふみまくる『good morning』も最高。
劇中劇『ブロードウェイ・メロディ・バレー』にシド・チャリシーが出てきます。煙草の煙を鼻から「ぶはー」と出すシーンで背筋がゾクゾク。脚線美という言葉はシド・チャリシーのためにあるのだ。『バンド・ワゴン』でもフレッド・アステアと同じように踊ってましたね。
この頃のMGMミュージカルを見ていると、天は二物も三物も与えるんだなーと思います。「唄って踊れる山本富士子」みたいな女優がいっぱいいるんだもの。

『羅生門』(1950年・大映)
最近読んだ野上照代さん(黒沢組のスクリプターを務めた人)の本にこの『羅生門』に関するエピソードが沢山でてきて面白かった。一番スゴイのは編集作業中に撮影所が火事になった時のこと。近くの東映の撮影所からも応援部隊がかけつけてきて、とにかく全員でフィルムを安全な場所に運び出す。でもその後が大変。いくつもの映画(編集作業をしているのは一組だけではないのだ)がごちゃまぜになったフィルムの断片を探しだし集め数日後の試写会に間に合わせちゃったというんだから当時の大映の底力を推して知るべし。
この映画で私が一番好きなのは志村喬が杣道を延々と歩いていくシーン。木漏れ日が美しくラベルの「ボレロ」のような早坂文雄の音楽がぴったり。カメラは宮川一夫。

『 殿さま弥次喜多』(1960年・東映)
尾州の若殿様(中村錦之助)と紀州の若殿様(中村賀津雄)が八代将軍に推挙され「嫌じゃと申したら絶対に嫌じゃ!」と二人して逃げ出し、江戸で瓦版の女主人(美空ひばり)と焼き芋の屋台をひく少女(丘さとみ)と出会って、そこに「なんでも屋」の河内傳次郎も加わって、若殿二人の命を狙う悪徳家老と、最後は吉原でてんやわんや・・・というおはなし(笑)。中村賀津雄って歳とってからの顔しかしらないので、若い頃はかわいらしかったんだなーと、びっくり。

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