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2006/04/18

『東京湾』@野村芳太郎

眠い。おうちに帰ると疲れて体が動かない。いかんなー。
今日はとても暖かだった。ぼやぼやとあいまいな季節を抜かして、一気に夏になってしまいそうな。
東京では数年ぶりに黄砂が確認されたそう。先日、群馬の沢渡温泉に行ったとき、宿から駅へ向かうタクシーの運転手さんが「今朝は黄砂がすごくて、車が黄砂で白くなった」と話してくれた。大陸に近いので黄砂はよく降るらしいんだけど、今年は早いと。中国って環境問題について、なーんも考えてなさそうだもんなー。ブルドーザーで掘り返して、工場作って、後は知らないっていうのは、儲かるに決まってるだろーが。そういうのってご近所迷惑。

昨夜は仕事帰りに千石の三百人劇場で「野村芳太郎レトロスペクティブ」。『東京湾』。企画が何と佐田啓二。でも彼は出演していなくて、西村晃以下、どっかで見たことあるよーな、オール脇役のシブイ映画。制作費は安いけれど、新人&芸達者といいスタッフで、がっちり作ったってところでしょーか。1962年松竹。カメラは川又昂。

東京の真ん中で白昼起きた殺人事件。その裏にはどうも麻薬組織がからんでいるらしい。事件を追う刑事たち。捜査線上に上がってきた実行犯と目される男は、西村晃扮するベテラン刑事の戦友だった・・・。

西村晃ってずーっと水戸黄門のイメージしかなかった。確か、彼が水戸黄門になると決まったとき「あの西村晃が!」って話題になったんだけれど、それがどういう意味なのかよくわからなかった。最近になってやっとわかりましたよー。西村晃って悪役なのだ。日頃は権力や金の力をかさにいばりちらしているくせに、実はとっても小心者で、保身のためには平気で人を売る役とか、ねっちりしつこいストーカーじみた役とか、とにかく出てきた瞬間にイヤーな気分になる、いやらしい役をさせたら天下一品。「おまえがいなきゃ、全ては丸く収まったんだっ!」と画面に向かって叫びたくなるよーな。そりゃ、この人が水戸黄門になったらイメージチェンジもいいところだわ。でも、東野英治郎といい悪役が水戸黄門ってところに味があったんだなーって今ごろ気がつく私なのであった。

そんな西村晃が主役の刑事・・・ていうんだから一筋縄ではいかない。何を考えているのか見ている私もわからない(笑)。普段の西村晃なら戦友だろうが平気で売るんだけど。「オマエを信じているんだ」みたいな事を言っても「本気かよー」って思っちゃうのだ。

いやぁ、なかなか面白かった。終わったあと、学生風の若い男性二人連れが、「もう少し長い方が、重厚感が出てよかった」なんつー事を話しているのが聞こえてきたけれど(本編83分)、90分足らずの中にきちんと収めるっていうのがプロ。こういう映画に重厚感はいらないと思うけどなー。娯楽映画だし。

夕日に輝く東京湾が美しい。都電、京成電車、品川駅・・・。当時の鉄道の風景もいっぱい出てきます。

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コメント

水戸黄門の話、母の叔母(水戸出身)も言ってました。
西村晃になり、周辺人物や悪役も含めてエンタメ化したのを私は結構楽しんでましたが、東野英治郎の頃はまだ子供だったしなぁ…
水戸の田舎爺の風貌は、東野英治郎でないと醸し出せません。

投稿: 筋鉄I | 2006/04/19 11:49

私も水戸黄門は東野英治郎のイメージが一番強いです。
だから悪役とは思えなかった。(東野英治郎もまた憎たらしい役ばっかりやってるんだよねー)
今の俳優がやると、年寄りも格好よすぎちゃって。
田舎じじぃの雰囲気がないんだもん。


投稿: あやこ | 2006/04/21 23:24

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