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2006/03/05

義母が亡くなりました。

今朝、4時20分に義母が亡くなりました。
木曜日の午後から意識がなくなり金曜日からは夫も私も仕事を休んで、義妹一家ともども義母に付き添っておりました。・・・といっても、べったりってわけではなくて、適当に交代して休んでましたけど。
さすがに徹夜二日目ともなると、看病をする家族もヘロヘロ。一生懸命肩で息をする義母の姿を見ていたら「もう、がんばらなくてもいいよー」って気持ちになりました。

夜は義母のベッドの横に義妹、夫、私の3人が陣取り、様子をみながら順番に雑魚寝。眠気覚ましにTVもつけちゃう。昨夜は2時間ドラマの『家政婦は見た』、『ER』、3時からは見るものがなくなり、NHK総合TVの音楽紀行番組でハイドン。「こんなの聴いたら眠くなっちゃうよ」と話しつつウトウト。気が付いたら義母はもう息をしていませんでした。

看護師さんにきれいにしてもらって、用意してあったお気に入りの服を着せてもらって義妹がお化粧をしました。看護師さんが髪まで洗ってくれたのだ。いつも髪の事を気にしている人だったので、どんなにうれしかった事でしょう。

何度か書いているけれど、我が家はまさか自分たちが自宅介護、ましてや自宅で看取ることになろうとは、これっぽっちも考えていませんでした。気が付いたら、こうなっていたのだ。成り行きでしたが、今は本当によかったと思います。
介護保険のおかげで、「自宅で看る」ってことの垣根が随分と低くなったと思います。作業としてイヤなこと、面倒なことはヘルパーさんがやってくれるし。義母は病院から尿管をつけたまま退院してきたって事もありますが、義妹と私、最後まで一度も義母のオムツを変えたことはありません。(やっぱ、お下の世話って一番気になることじゃないですか)

我が家の場合は、義妹一家とごく近くに住んでいるってこと、義妹が在宅ワークで昼間は家にいるってこと、毎日1時間の遅刻を会社が認めてくれたってこと、夫と義妹がとても仲がいいってこと、ベテランのヘルパーさん、とてもいい看護師さんにお医者さまに出会えたってことなどなど、環境が揃っていたとは思います。そりゃ「こんちくしょう!」と頭にきたこと、「いいかげんにしてよ」と怒ったこともあったけど(^^)。
それぞれの家庭には様々な事情があるので、自宅で看護するってことが一番だと言い切るつもりはありません。私も、自分一人で看るとなったらできなかったろうし、これが同居していた義母ではなく、大阪で一人で暮らしている実家の母だったら、物理的に無理だったでしょう。
ただ、私たちの年代になると、親の老後をどうするかって事が重大な関心事の一つ。いざ自分がそういう状況になったとき、自宅で看護して最期まで看取るってことが決して無理ではない、選択肢の一つであるってことを知ってほしいなーって思います。だって、この面倒くさがり屋の私たち夫婦にもできたんだもん。

私も、義母が余命いくばくもないと宣告されたときに、友人から「自宅で看取ると家族の気持ちも楽だ」と言われました。その友人は自宅で母上を看取られたのですが、その時は自分とは関係のない話だと思ってました。「そんなの無理に決まってる。無責任なこと言ってー」と。でも実際に経験してみて、「出来るなら(出来る状況にあるのなら)自宅で看取るといいよ」と今は言いたいです。
それって、病人のためである事以上に、自分たちのためだと思うのです。家族全員が納得して、揃って「いってらっしゃい」と先に逝く人を見送れるっていうのは、生きて残る者にとって一番のシアワセなんじゃないかなー。

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コメント

気づいたら息をしていなかったなんて、なんて安らかな最期だったんでしょう。皆が近くにいることを感じながら、穏やかに眠りについたんでしょうね。

「自宅で看取ると家族の気持ちも楽だ」、か。
今、そのシステムが整いつつあるのはありがたいことですね。
実際に自分や夫の親をどう見送ることになるのか、その時にならないとわからないけれど、心に留めておきたいと思います。

まだ、お通夜やお葬式でもう一頑張りしてお見送りしなきゃならないですね。あやこさん、スカユさん、義妹さんと家族の皆さん、お疲れが出ませんように。ご冥福をお祈りします。

投稿: きょうこ | 2006/03/05 23:24

お悔み申し上げます。
静かな最期で、そこが唯一、救いかと…

あすはわが身でございます。

投稿: おぢ | 2006/03/06 14:09

きょうこさん、おぢさま、コメントありがとうございました。

義母は胃ガンだったのですが、最期まで痛みがなかったのが、本人にとっても家族にとっても幸いでした。
ガンによる痛みが出るより、体の衰弱が先だろうという主治医の見立てでしたが、その通りだったようです。
義母を看ながら、自分の時はどうなるんだろう・・・といろいろ考える事が多かったです。

投稿: あやこ | 2006/03/11 09:49

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