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2006/02/15

弁天小僧@市川雷蔵

20050215_
昨日休んだので今日は1日とーっても忙しかった。お疲れじゃ。
義母は機嫌良くしているようで安心。訪問入浴の手配も完了。組み立て式の湯船を持ってきて、部屋の中で入れちゃうらしい。今きてくれているヘルパーさんは、ご自分のお父さまの介護をした経験からヘルパーさんになったそう。当時は何でもかんでも自分一人でしないといけなかったから、お風呂に入れるのも大変だったという話をきいて、いい時に義母を看る事になったなーとしみじみ。

昨日はなんだかんだと忙しかったけれど、アマゾンから『弁天小僧』が届いたので、合間をみながら3回見て、3回とも泣いてしまった。今日は2回みて、また泣いた。自分でもバカだなーって思いますけどね。
この映画の雷蔵は本当にいい。すうっと消えてしまいそうな美しさ、平気で悪事を働く冷たさ、やんちゃな不良青年、そして心の底にいつもある寂しさ。そんなのがない交ぜになった実にフクザツな表情をするのだ。もはやこれまでと覚悟を決めたラストシーンの表情なんて、思い出しただけで涙が出てきちゃいますわよ。1958年の映画だから雷蔵はまだ27歳か。でも、時々ふと見せる表情は後年の眠狂四郎です。いやー、なんかスゴイ役者。

お楽しみは劇中劇で、有名な濱松屋の場面が演じられるところ。雷蔵の養父である市川寿海が舞台の袖につめて、つきっきりで指導したそうな。あぁ、歌舞伎役者時代の雷蔵はこんなふうだったんだと想像する楽しみがございます。

弁天小僧の仲間5人とは別に、悪いことばっかりしてる不良旗本グループに話をすすめさせる所がミソ。彼らの悪事に弁天小僧たちの仕事がからみあう。その他に、弁天小僧と心を通わせる娘、弁天小僧の出生の秘密、捕り物といろーんなエピソードを手際よくキュッとまとめて、最後の大捕物に集約させるという、さすが監督伊藤大輔。雰囲気のある映像だなーと思っていたら、カメラは宮川一夫でした。江戸の町を再現したセットがまたいいんだけど、特に甍の波に御用提灯が揺れるラストシーンは弁天小僧の最期と重なって美しく、悲しいです。「弁天小僧、召し取った!」の捕方衆の声がいつまでも耳に残るよ。
また遠山左衛門尉役でブレイク直前の勝新が出てます。目に力のある役者。
見終わったあと何だかいい気持ちになれる娯楽時代劇です。機会があったらぜひ見てくだされ。

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