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2005/11/29

日本を想い、イラクを翔けた

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奥克彦さんがイラクで亡くなってまる2年。奥さんの評伝が出版されたので、さっそく読んでみました。
こんな日本人がいたのか、世界を舞台に活躍していたのかという素直な驚きがありました。その働きも亡くなって(あぁいう亡くなり方をして)初めて知ることができたわけで、何だか複雑な気持ちです。
著者の松瀬学さんは早稲田大学のラグビー部で活躍した奥さんの後輩になる人で、高校、大学とラグビーにうちこみ、その後もラグビーを精神的な支えの一つをしてきた奥さんの生きざまを、まわりの大勢の人たちからのインタビューから浮き彫りにしていきます。あとがきで松瀬さんも書いていらっしゃいますが、それが「いい話」ばっかり。どの人からも「いい話」しかでてこなかったそうです。なぜ「いい話」ばかりなのか、読み終えてみると納得できます。
文中に「ALL FOR ONE. ONE FOR ALL」という言葉が何度も出てきます。『みんなはひとりのために。ひとりはみんなのために』というこの言葉はラグビーではよく聴く言葉で奥さんも好きだったそうです。『(日本の外交姿勢を)口先ばかりでまったくタックルにいかない連中と試合をやっているようなもので、信用以前の問題』『ここで仲間を見捨てて引き下がるわけにはいかない』という奥さんは、エリートは何をすべきかという事を常に考えて行動していた人だったのです。
外交とは何か、国際協力とは何かということも考えさせられました。
そして、こういう優秀な人をイラクで死なせてしまった日本という国は何なんだろうとも。
おすすめ本です。

写真は先週の早慶戦にて。

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