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2005/09/14

羅生門

月曜日はCSで黒沢明の『羅生門』を見た。途中で、昔見た事を思いだしたけど、あまり印象に残っていなかったので初めてみるのも同じ。面白かった。今まで見た黒沢明の中では(といっても数本しか見てないけど)一番かも。コンパクトできちっとまとまっていて感じがいい。主題がはっきりしていてわかりやすいし。
俳優もいい。千秋実の僧侶、志村喬のよたよたかげん、森雅之の目つき(ゾッとしますな)、三船敏郎の大根かげん、そして何より京マチ子の下ぶくれの顔のかわいいこと!
主な舞台になる森の中の木漏れ日が印象的。チュンチュン鳥の鳴き声も聞こえてきそうなその木漏れ日の中であぶり出される人間の本性。妙なアンバランスが緊張感を生んでいて、ついつい見入ってしまう。お風呂の底が抜けたような大雨の羅生門。検非違使の前で証言をする人たちのバックの空。画面のどこを切り取ってもスッキリと美しい。映画の画面はこうでなくっちゃね。

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