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2005/07/13

盗み読み。

父は学歴はなかったけれど本がとても好きな人であったので、家の中にはいつも本がありました。本箱にぎっしり本が収まっている風景は幼い私の記憶の中にしっかりと残っています。父が読んでいたのは推理小説が多くて、松本清張をはじめとするカッパノベルズがずらり。あとは邪馬台国がどーしたこーしたという古代史の推理物とか。
書名で覚えているのは、山岡荘八の『徳川家康』、司馬遼太郎の『坂の上の雲』、柴田練三郎の『英雄ここにあり』。『英雄ここにあり』は『ひでおここにあり』と読んでいて、「ひでおさんという人の物語」だとずーっと思っていたのでありました。本当は三国志。いろいろある本の中でこの本だけが妙に気になって、でも父親の本ってだまって本箱から抜き出して読むのって、すっごーく勇気がいるではないですか(夫の本を勝手に読むのはぜーんぜん抵抗がないですけどね・笑)。
「おとうさーん。この本、読んでいい?」なんて堂々と言えなかったですね、わたしは。そんなに健康的な子供ではなかった。ならば盗み読みするしかなかろう。
もんもんとしつつ(笑)、初めてこっそり読んだのは高校生の時。いやー、面白くて一気によんでしまいました。次々と出てくる魅力的な人物。展開がはやく文章も読みやすい。これでもうすっかり三国志わかったつもり。最近、どこぞの文庫本で全巻発売となったので、少し食指が動いてしまいました。むむむ。柴田練三郎の本も見かける事が少なくなりましたねー。
ハードカバーはさわれなくても、カッパノベルズあたりなら気楽。こちらは小さい頃からちょこちょこ盗み読みしていました。
父親の本は盗み読みですよ(笑)。今日は父の命日なので(たぶん)、ちょこっと思い出してみました。

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