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2005/07/25

僕の見た「大日本帝国」

20050725_
この本を読んだのは少し前なんだけれど、台湾にいったらもう一度きちんと読み直してみたくなりました。
1970年生まれの青年が、サハリンで偶然目にした鳥居をきっかけに、今に残る「日本統治時代の足あと」を探し求めていく、簡単にいえば旅の本なんですが、これが読み出すと面白くて一気読み。著者である西牟田靖さんの視線は低く、でも決して卑屈にはならず。
この本の面白さは、今まで知らなかった歴史を知る楽しみにあります。それは右だとか左だとかじゃなくて(そういう分け方ってもううんざり)誰かに一方的に教えられたものじゃなくて、自分の目で確かめてみるってこと。歴史を知るって事は自分を知ることでもあるわけで。
題名を見ると「ぎょぎょ」っと少しひいちゃうかもしれないけどね。

台湾には、ほんの100年から60年前の「日本人の足跡」が今もリアルに残っていて、それがとーっても興味深かった。台風のおかげで総統府にもいけなかったし、もっと地方の風景も見てみたいし、いろいろ確認したいですよ、わたしは。

台北のコンビニに行くと、いろーんな飲み物を売っていて、お茶もたくさんあるんだけれど、なんとお砂糖入りのお茶が多いらしい。「無糖のお茶を選ぶように」と言われていたので私は飲まなかったけれど。台北でよく飲んでいたのが『健康の油切』。『の』って言葉が入っているけれど台湾製。『の』の字を使うのが、おしゃれなのか流行なのか、町のあちこちで見かけた。日本語の商品もいっぱい。日本で横文字をよく見るようなもんなんでしょうけれど、外国で日本語を見るっていうのはちょっと妙なきぶん。

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コメント

>>台風のおかげで総統府にもいけなかったし、もっと地方の風景も見てみたいし、いろいろ確認したいですよ、わたしは。

歴史に興味のあるあやこさんには、総統府の平日午前の見学コースはお勧めです。 日本人はパスポートを持っていれば誰でも入れます。 ただ所持品検査は空港のX線検査機のようなチェックを受けます。 日本人には(大体2~4人に一人)日本語が堪能な年配の男性のガイドさんが付きます。 この方の話しを聞いていると、今の日本人にはない、古きよき日本人の魂みたいなものを感じます。
 私が総統府を見学したときのガイドさんの最初の発言は(もちろん日本語で)
 「この建物は皆さんのご先祖様が英知を傾けて建造した立派な建物です。」
で、日本人の私でさえびっくりする発言でした。
 展示品も日本の総督府だった時代の展示も積極的に展示していて、陳水扁現総統までの写真と日本の統治時代の総督(=日本人)の肖像が同じサイズで掲示してあったり、日本の近現代史を勉強するにはいい展示だと思います。 日本の統治時代の歴史をこれほどまでに前向きに評価し展示してあるところは他にはないでしょう。

投稿: しみず | 2005/07/26 22:44

あやこさん、しみずさん、こんばんは。
そうですかぁ、韓国とはずいぶん違いますねぇ。
ソウルの日本の総督府だった建物は、何年か前に撤去してしまいました。
総督府がなくなった街は、本来あるべき姿に戻ったようで、私は好きですが…。
鄭銀淑さんの『韓国の「昭和」を歩く』(祥伝社新書 )も同じような本なのですが、韓国人の立場から書いてるから、印象が全く違うと思います。

投稿: きょうこ | 2005/07/26 23:13

著者です。
ご友人の紹介でお邪魔いたしました。
読んでいただきありがとうございました。

投稿: 西牟田 | 2005/07/29 01:05

しみずさん、きょうこさん、こんばんは。
総統府は帰国予定日の午前中に行くつもりだったのですが、台風でそれどころではありませんでした。残念・・・
台湾が好きな人は、その理由にまず台湾の人たちがとても親日的だといいます。地元の方が積極的に残してくれた日本統治時代の建物などもたくさんあるようです。

台湾在住のライター、片倉佳史さんの『台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く』という本には、そういう遺産が写真付きで沢山紹介されていてとても面白いです。
実は台湾で、片倉さんとお食事をする機会に恵まれました。話題豊富なとても楽しい方でした。

投稿: あやこ | 2005/07/29 01:18

西牟田さま。
まー。著者の方においでいただきうれしいです。コメントくださりありがとうございます。
「僕の見た『大日本帝国』」は読んでいてとても楽しかったし、こういう見方もあるんかぁ・・・と目からウロコが落ちるような思いをしました。
「日本人の足あと」を日本国内ではなく外の国で確認することができるっていうのも、皮肉なもんだなーと思いました。
大勢の人に読んでもらいたいなーって思います。友達にもすすめているんですけどね(^^)。

投稿: あやこ | 2005/07/29 01:32

>>台湾が好きな人は、その理由にまず台湾の人たちがとても親日的だといいます。地元の方が積極的に残してくれた日本統治時代の建物などもたくさんあるようです。

 ちょっとした地方に行くと、70歳前後の日本語教育を受けたおじさん、おばさん、が日本人と判ると本当に声をかけてきてくれます。
 北投温泉の遊歩道で
「今日は日本の天皇陛下の誕生日ですよね。」
と「4/29のみどりの日」に声をかけてくれた品のいいおばさん。
 台東新駅の売店でビーフンを売っていたおじさんが
「私は横浜に住んでいたことがあるんだよ。」
から始まって話がつながり、あやうく列車に乗り遅れそうになったこと等々、個人的にも台湾の人の親日ぶりは体感しています。

>>台湾在住のライター、片倉佳史さんの『台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く』という本には、そういう遺産が写真付きで沢山紹介されていてとても面白いです。

 その本探して読んで見たいと思います。

投稿: しみず | 2005/07/30 22:32

しみずさん、こんばんは。
片倉佳史さんの『台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く』はおすすめです。
このブログの左上の「おすすめ本」にリンクしときました。
また、片倉さんのサイトも見ているだけで楽しいですよん。
http://katakura.net/

投稿: あやこ | 2005/07/31 21:05

>>片倉佳史さんの『台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く』はおすすめです。

 推奨ありがとうございます。 片倉さんのサイトも覗いてみましたが、興味あるところばかりで、このままでは寝られなくなってしまうので、「お気に入り」に登録としました。(^^;)
 片倉さんの著作は実はけっこう知らない間(失礼!)に読んでいますね。 台湾・台北と名の付くガイドブックの類はすべて持っているので・・・。

投稿: しみず | 2005/07/31 22:32

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