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2005/06/19

『開国ニッポン』『燻り』

最近読んで面白かった本は、夫が買ってきた清水義範『開国ニッポン』。三代将軍徳川家光が鎖国をしなかったら江戸時代はどんな歴史になっていたのかっていうおはなし。といっても突拍子もない歴史が展開するっていうわけではなく、「開国」だけが違うだけで、起こった出来事は私たちが知っている「鎖国した日本」と同じなんだけれど、そこがまた清水義範で、ディテールの一つ一つがおかしい。当時の流行の最先端であったフランスの影響をうけたファッションとかね。
おはなしは江戸幕府が瓦解するところで終わるけれど、その後のニッポンはどういう国になっていったのか・・・と想像する楽しみがあるし、私が知ってる歴史をちょっと見直す事もできて、ま、いろーんな読み方ができる本です。単純に面白いし。

黒川博行の『燻り(くすぶり)』。黒川博行は夫が最近よく読んでいる作家で、私は初期の刑事物を何冊か読んだだけだけれど、ミステリーとかスペンスとか・・・一言で言えない人のような気がする。単なる謎解きじゃないんだよねー。舞台も登場人物も、ドロドロの大阪なので、言葉とか慣れない人にはちょっとしんどいかもしれませんが、そこがまた面白くて。『燻り』はそういうドロドロで、ちょっと情けない大阪人が登場する短編集。今まで読んだ黒川博行の中では一番すっきりしていて私は好きです。

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